SMBC信託銀行・楽天証券外貨送金サービスの若干の解説
先日以下の記事を書いた。
要は言いたいことは、「楽天証券で円高時に買った外貨を株などで運用し、必要な時にSMBC信託銀行に移せば、外貨が必要になった時の為替リスクを低減しつつ資産運用もできる」ということである。これの肝になるのが、タイトルのSMBC信託銀行・楽天証券外貨送金サービスである。通常、国内口座間での外貨送金は手数料がとんでもなく高い。しかし、これを使えば、手数料は1000円になるので、外貨を使う人は是非とも検討すると良いであろう。
ただし、これにも弱点があって、それが「分かりにくさ」「面倒臭さ」である。その最大の原因が上記の楽天証券側の説明にあると思っている。それについて若干の解説をしたい。とはいえ、最低限の手続きさえしてしまえば、実はもっとも簡単に国内の証券口座・外貨使用用口座間で外貨を送金できるサービスである。是非有効活用して欲しい。
SMBC信託銀行⇨楽天証券の場合
これはあまり使う人がいないかもしれない。使うタイミングがあるとしたら、SMBC信託銀行のドル積み立ては為替手数料が無料であることを駆使する人か、在外研究などを終え当面外貨を使う必要がなくなった人であろう。私はちょうど在外研究をおえてしばらくドルを使わない事がわかったタイミングだったので資産運用のために一旦移すことにした。
この時、SMBC信託銀行から楽天証券に外貨を移すことになる。さてその方法の説明は公式では以下のように紹介されている。
色々面倒くさいのだが、実はだいぶ簡単にできる。まず、必要なのは、SMBC信託銀行口座と楽天証券口座の紐付けだ。これは、電話する必要がない。以下のwebページの書類2つを送ればそれで良い。
https://www.smbctb.co.jp/support/updatingprofile/pdf/prestia_env.pdf
https://www.smbctb.co.jp/support/updatingprofile/pdf/j_rakuten_sec.pdf
さて、送ると送金の度に電話が必要なように読める。実はこれも必要ない。SMBC信託銀行PrestiaのWebページから簡単にできる。
上記の書類郵送後しばらくしたら、Prestiaのホームページから「送金・振込・振替」タブの「国内振込・海外送金」をクリックしよう。
そして、海外送金の「登録済み口座へ送金する」をクリックしよう。
同意部分を読んで次へ進んで
送金口座を選択しよう。すると、そこに楽天証券の口座が出てくるはずである。
一回郵便を送ってさえしまえば、後はいつもの送金と変わらずに楽天証券へと送金できてしまうのである。国内口座でのドルの移動としては、これが破格の安さ、利便性である。また、公式の説明では電話しなければいけないように見えるが電話は全く必要ない。
楽天証券⇨SMBC信託銀行の場合
こちらを使う人の方が多いであろう。楽天証券で運用した外貨を必要に合わせてPrestiaの口座に移す場合である。
しかし、こちらの方が現状面倒臭い。特別な事前の手続きはいらないようだが、電話が必要のようである。とはいえ繰り返しになるが、国内の外貨送金としては破格の安さなので我慢しておこう。